湘南色115系オレンジと緑の「カボチャ列車」引退。高崎線の思い出。

オレンジと緑の湘南色115系が高崎支社管内から引退するというニュースを聞きました。
私は鉄道ファンではないけれど、この通称「カボチャ列車」には昔から大変お世話になりました。
 
ほぼ私の人生と同じくらいの年月を頑張って走り続けた車両に親しみを込め、懐かしい電車の思い出についてお話しします。
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「カボチャ列車」に乗って、2時間以上かかった通学

高校を卒業してから、ビジネススクールへ通った学生時代、私は群馬から東京まで、高崎線の鈍行列車で2時間以上かけて通学していました。
今のように新幹線が開通していなかった時代で、一緒に通う友達と二人、「カボチャ列車」に乗って2時間以上も列車に揺られる毎日でした。
 
席はボックスの4人がけ。電車の中で宿題をしたり、おしゃべりを楽しんだり、寝ていることもありましたが、車窓の景色の移り変わりや、一定のリズムを刻む列車の音は心地よく、長時間の通学を苦痛だと思ったことはありませんでした。

高崎線「上野駅」のおじさん達

週に2回くらいは5時前に授業が終わり、急いで駅へ向かうと、サラリーマンの帰宅時間と一緒になることがありました。
上野駅始発の高崎線、決まった車両の決まった席に座ることが常で、私と友達は、いつも同じおじさん達と顔を合わせるようになりました。数ヶ月するうちに、世間話しをするようになり、いつ頃からか、彼らが私達二人の席を取っておいてくれるようになりました。

社会とのつながり

20歳そこそこの学生だった私達にとって、社会でバリバリ働いている大人たちの話はとても刺激的で興味深いものでした。
いずれ自分たちも経験するであろう会社勤めの実態とか、覚えておいた方がいいこととか…。
 
時には教訓めいたことや愚痴も含め、親子ほども年の離れた私達に色々な話をしてくれました。世代を超えた会話が、お互いに楽しかったのだと思います。
 
他人に対して警戒心を抱く昨今では、考えられない事かもしれません。最近は、電車の中では多くの人がスマホの画面を見つめていて、見ず知らずの他人と話そうとする人など、まず居ないでしょう。
 

名前を聞くこともなく、あの人達が今はどこでどうしているのかもわかりませんが、今となっては本当に懐かしい思い出です。

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つなぐということ

駅から駅まで、時間と空間をつなぐということ。
これを単なる移動と考えれば、なんの面白みもないけれど、この移動中の限られた空間で、知らない人と出会い、意外なドラマが生まれることもあります。
 
人との出会いに、そしてそれをつないでくれる手段に…それは電車であったり、言葉であったり…心から感謝する今日この頃。
115系引退のニュースを聞いて、私の記憶の片隅にあった過去の出会いを、今、暖かい心で思い出しています。
 
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