老老介護の解決策「世界一受けたい授業」作家、曽野綾子さんの体験談がすごい!

次第に年老いてくる両親のこと考えると、他人事ではない老老介護の現実。少子化の現代においては誰もが直面する問題と言ってもいいでしょう。

5月19日の「世界一受けたい授業」では、作家の曽野綾子さんが夫を介護し、看取った経験から、老老介護の解決策を伝授しました。

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曽野綾子さんとは?

1931年(昭和6年)9月17日生

作家。「曾野」表記もある。本名は三浦知壽子。旧姓、町田。カトリック教徒で洗礼名はマリア・エリザベト。聖心女子大学文学部英文科卒業。2009年10月より日本郵政社外取締役。

夫、三浦朱門さんとは?

1926年(大正15年)1月12日 – 2017年(平成29年)2月3日 作家。

日本大学芸術学部教授、文化庁長官(第7代)、社団法人日本文藝家協会理事長(第7代)、日本芸術院院長(第4代)などを歴任。

(出典:Wikipedia)

夫を甘やかさないこと

「おーい、ちょっと来てくれ」と言われた時、「用があるならこっちへ来てください」と言いました。これは夫が運動不足にならないよう、少しでも歩かせるように、そして夫のやる気をおこさせるよう、自分でできることはやらせるようにした、と言います。

一見冷たいように見えますが、何もかもやってあげてしまうと、人は自分の存在価値を感じなくなってしまい、意欲を失ってしまいます。

だから、あえて手を抜くことで、本人のためにも自分のためにもなる。病気だからと、色々やってあげない、日常性を変えないことが大事だとのことです。

部屋の中の物を色々捨てた

自宅で夫の介護をすると決めた時、まず捨てたのが、リビングの棚、テーブル、椅子などの家具。そこにベッドを入れ、介護専用の部屋にしたそうです。

夫を歩かせるためには、床に物があると歩行の邪魔になってしまう。こだわったのは物を置かないこと。介護を受けるご主人の安全だったそうです。

邪魔な物はどんどん捨てていきました。と曽野綾子さん。

自分の人生をどのように終わらせるか?

自分の人生をどのように終わらせるか、その思いを一冊の本にまとめたのが「納得して死ぬという人間の務めについて」。

曽野綾子さんは、その中で、自分自身で生前にやっておいたほうがいい3つのことがあると言います。

自分の死後、家族間でトラブルを起こさないために…

1. 通帳を一つにまとめておく(複数の通帳があると、財産整理が大変。残された人が駆け回らなくて良いように、通帳をまとめる。)

2. 自分で治療方法を決めておく(口から食事がとれなくなった時に胃ろうを行わない、自発呼吸が難しくなった時に気管切開をおこなわないなど。)

気管を切開すると言葉を失うため、最期に家族との会話ができなくなってしまう。これは聖路加国際病院の元院長、日野原先生の教えだそうです。

3. 夫婦や家族で十分な会話をしておくこと。(治療法など、本人の意思を知るために家族で話し合っておくことが大切。残った人に何を望むか、互いの価値観を知るには、会話しかないのです。)

 

 

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最後に

曽野綾子さんには、生き方や考え方に迷い悩む人達にむけた著書が多数あり、どれもご自身の強い信念を感じるものばかりです。

「人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)」や「老いの才覚 (ベスト新書)」や「人間の基本 (新潮新書)」などのベストセラーも、生きることの難しさに直面した時にヒントを与えてくれる作品です。

「夫の後始末」には、ご主人と過ごした介護生活の苦労や葛藤、看取りや葬儀の様子までが詳しく綴られているそうです。

ご主人が亡くなる直前、看護師さんに「あと少しでお話しができなくなりますから、今のうちに」と言われた時、「もう今までたくさん話してきましたから、話したいことはありません」と言ったそうです。

貴重な体験をテレビでお話し頂き、本当に勉強になりました。後悔しない生き方をしたいですね。

 

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